昨日、7月8日、MT5の発表で盛り上がっているときに突然出てきたニュースが、GoogleによるGoogleのためのOSの発表だった。名前はChrome OS。
Google Chrome OS は x86 とARM 両方のチップで作動する予定で、私たちは来年多くのネットブックを提供すために複数の OEM と協力中です。このソフトウェアのアーキテクチャーは、「Linux カーネル上で動作する新しいウィンドウシステム内で動作する Google Chrome」というシンプルなものです。アプリケーション開発者にとって、ウェブはプラットフォームです。ウェブベースのアプリケーションはすべて自動的に機能し、自分のお気に入りのウェブテクノロジーを使って新しいアプリケーションを書くことも可能です。そしてもちろん、これらのアプリケーションは Google Chrome OS だけでなく、Windows、Mac、Linux などで動作するいずれの標準規格ブラウザでも動作しますので、ほかのどのプラットフォームよりも多くのユーザーをターゲットにすることができるのです。
[From Google Japan Blog: Google Chrome OS のご紹介]
Google Chromeだけ立ち上がるLinuxベースのOSという見方が正しいのかもしれない。デバイス管理とかはOS上で提供するにしても、Google Waveを見せてHTML5は開発のプラットフォームだと宣言したGoogleが、いまさらネイティブアプリケーションの開発環境を提供するわけがない。
去年、電話の世界でAppleが失敗したことを、HTML5をひっさげてGoogleがもう一回やろうとしていて、それが成功しつつあることに驚きを隠せない。もしかしたらGoogleはGmailをリリースしたころから、この夢のようなウェブプラットフォームを確実に達成できるだけのロードマップを描いていたかもしれないと思うほど。実際当時は、夢物語レベルだと存在したし。
Google Chrome OSの最大のライバルはWindowsだと思われている。でも、一番被害をうけるのは、AppleのiLife + MobileMeのエコシステムだと思う。
iLife + MobileMeのエコシステムは、ネイティブアプリで作ったデータをMobileMeというクラウドを介して、iPhoneと共有するシステムだ。メール、アドレス帳にとどまらず、iLifeのすべてのデータを共有できるようになってきている。
Google Chrome OS のシステムは、ネットワークを介して、クラウド上に作ったデータを共有するシステムだ。Google Syncなどを通して電話などのデバイスとの同期、そしてGearsを通してオフラインのデスクトップにも同期ができるようになっている。
今年もおそらくiLife '10が出るだろう。おそらくSnow Leopardとともにリリースされるであろう、このアプリがMobileMeとどのくらい連携したものが出てくるのか、非常に楽しみだ。
ちなみに今回誰も言葉を出さないけど(ほとんど死語に近いし)、Chrome OSこそ、昔で言うところのシンクライアントに近いOSなんじゃないかなと思う。もはや、ネットブックくらいだと、3GやWiMaxなどケータイデバイスと同じだけの通信環境が整いつつある(これこそが"Air"だ)。もうローカルにデータを置く時代が終わろうとしているのかもしれない。
p.s.
ところで、Pagesとかのクラウド共有機能って使っている人いるんですかね?
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