iPadの発表で、iPhone OSの次のアップデートであるiPhone OS 3.2 SDKがベータながらも登場して。あと、iPadが大きい画面だったせいか、「なんでFlashサポートしないの?」議論がお盛んな感じ。
で、その最中にこういうのを見つけた。
なんつーか、これもう、Mac OS Xじゃん。レガシーなもの切り捨てた、スマートな理想のMac OS Xじゃん。
[From January 2010 | HMDT Journal]
なるほどなーと。で、これは翻訳されて出回ったのでかなり有名になっちゃったけど、Jobsさんのこういう発言もある。
Apple does not support Flash because it is so buggy, he says. Whenever a Mac crashes more often than not it's because of Flash. No one will be using Flash, he says. The world is moving to HTML5.
[From Steve Jobs at Apple Town Hall Meeting on Google, Adobe, Next iPhone, 2010 Macs and More - Mac Rumors]
このあたり本音語っているんじゃないかなと思った。
iPhone OS は、iTunesと同期をすることを前提にして作られたOSで、いわゆるOS Xの流れの中から生まれたOSなのだけれども、もしかすると、Appleは"歴史的経緯"を一切持ち込まないことを一つの流儀としているんじゃないだろうか、と。
Flashというのはブラウザレベルではpluginで提供されている。このpluginというシステムにはさまざまな問題が認識されていて、Google ChromeでもFirefoxでも、そしてSafariでも、pluginがブラウザを巻き込んで落ちないように考えられている。
Mobile Safariの実装にあたって、そもそも"pluginをサポートしない"前提があるんじゃないかなと思えてきた。だって、QuickTimeですらpluginではなく、別に起動して表示するようになっている。
Flashと同じことが最近のWEB技術を駆使すれば作れるし、そもそもAppleはiPhoneをそういうWEBアプリを使うための端末としてリリースした(ネイティブアプリを作れるようにするつもりはなかった)。AppleもGoogleも、これらのWEB技術を一つの柱と考えるようになっている。
Appleはデザイン的に素晴らしいものを作るし、ハードウェアはきちんと考え抜かれたものを作ってくるけど、ソフトウェアに関して、ことWEBに関してはエッジの効いた会社だ。MobileMeというある意味社運を賭けたようなシステムに、Merbという当時草も生えてないようなフレームワークを使ってくるのだから、それがよく分かる。
Appleの冒険がどういう道をたどっていくのが、静観していきたいなと思う。
