やっと読み終えることができました。この本はJoelさんが選んだアーティクルが納められていて、ITソフトウェア業界のあらゆる分野(それこそコーダー、デベロッパー、マネージャに至るまで)の人に一読して欲しいと思わせる内容ばかりでした。
特に印層深かったのはscrumでプロジェクトを動かしているチームが会社の評価制度を変えるまでに影響を及ぼした「チームへの報酬」。日本の多くの企業が能力給に移行していた頃、テレビで伝えられる"アングロサクソン系の競争主義"についてその厳しさがいろいろと警告されたりしたものですが、今のアジャイル開発の基本は信頼できるチームがベースとなっていくもので、もともと日本が持っていた勤労風景に似たものになっているのかなという気がしてなりません。
もともとは"デスマーチ"に代表される非効率、かつ非人道的な労働環境を改善するために考え出されたのがアジャイルという手法だと認識していますが、チームの中の人間を個人評価はせず、あくまでチーム全体の評価として考えるというのはもしかするとIT関連企業にとどまらず、職種・業種を越えた多くの企業で参考にすべきなのかもしれません。
もちろん、ソフトウェアの世界でも本当に名声の高い人は、2徹3徹でソフトウェアを作り上げたりもしますが。
- BEST SOFTWARE WRITING
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- 発売元: 翔泳社
- 価格: ¥ 3,129
- 発売日: 2008/02/21

