気になる記事があったのでコメントついでにエントリーしてみる。
新聞
わたしの前の会社が特殊なのかもしれないが、しかし東京でわたしがお会いする非常に多くの社会人のうち、一般的に言って大企業の方ほど情報量が少ないような気がする。ある大手ベンチャーキャピタルの方に、どのようにして情報収集しているのかを訪ねたところ「主に新聞を読んで」という答えが返ってきてびっくりしたことがある。
[From Tech Wave : デジタルデバイド、心配なのは大企業の情報格差]
自分の前の所属していた会社でも、同じように"温度差"を感じたのは事実。特にTwitterやり始めてからかな。もしかしたら、それに耐えきれなくなって会社を辞めたというのもあるのかもしれない。大学時代の友人もいわゆる大企業に勤めていたりしますが、温度差は感じます。
大企業の特にエンジニアは、保守と既存システムへの機能追加で食いつないでいく必要があるので(しかもそこで手一杯だったりするケースも多いので)、ビジネス上新しい技術に対応する必要もないし余裕もないというのが正直なところなのではないかと思っています。
ベンチャーキャピタルの人にこのあたりの温度差を感じるというのはちょっと心配になりますが・・・。
マスメディアとソーシャルメディア
ただしこの部分には違和感を感じています。
一方でTwitterなどのソーシャルメディアを使っている人たちは、自分たちの情報摂取の形が変化し始めたことに気づき始めた。最新ニュースはTwitter経由で知ることが増え、Twitterを通じた人とのつながりが意外なところで仕事に役立つということに、多くの人が気づき始めたのだ。
この流れでこの文面が来ると新聞を否定していると取られかねないんじゃないかと思うのだけど、"マスメディアはなくならない。決して。"というのが僕自身の持論です。というのも、100%の人がTwitterのようなメディアで生活できるとは限らないから。そしてある程度の"マス"の必要性もあるだろうということ。というのも、Twitter上で行われていることのほとんどが、マスメディアからの引用だからです。Twitter上を一次ソースとして、マスメディアにまとめられる形で掲載され、それがTwitter上で拡散する。そういう形でいいんだと思います。
もちろん、マスメディアが取り上げる領域ではない部分、人と人の間のコミュニケーションだったり、つながりだったりというのはTwitter上で重要な部分なのだけど。なので、もしかすると"最新ニュース"を取り上げてしまったところにこの記事の問題があるのかもしれないですね。
大企業とソーシャルメディア
大企業の組織の中にいる多様な人材だけで成長できた20世紀後半にはソーシャルメディアは不要だったかもしれない。しかしこれからは自社の内外との人間関係を通じた情報交換が、企業戦略にとって不可欠な時代になろうとしている。このことに大企業は早く気づくべきだ。
個人的には、もしかするとソーシャルメディアと大企業って相容れないものかもしれないとも感じることがある。つまり、"大企業主義の時代"から"人と人のつながりのみを基調とした時代"に転換したところにソーシャルメディアというものが転がっているんじゃないかと。こう書くと大企業がなくなっちゃうイメージがついてくるのかもしれないですが、100%潰れるってことはないんじゃないかな。大企業でなければ達成できないこともあるんだろうし。多様性を持った社会でもってそれぞれの得意分野を発揮していく社会になっていけばいいんじゃないかな。
簡単に言えば、大企業の人たちが企業内ガラパゴスに陥って、"井の中の蛙"みたいな状態にならなければ別にいいんじゃないかという気がしている。もしかすると、新聞じゃなくって実際にTwitterに触れてみて、そこからわき出てくるビジネスチャンスがあるかもしれないけど、周りからのinputを吸収しやすい柔軟なところさえあれば大丈夫なんじゃないかな。でも、そこで働く人たちにはビジネス関係なしに、新しいことにたいして敏感であって欲しいとは思いますけどね。
最近のコメント